《今月のおばんざい》です。「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをおたべちゃんのお母さんにお聞きします。
筍の下茹で、切り方はこちら を参考にしてくださいね。
おばんざいの基本、だしの取り方はこちらを参考に!

筍の料理法は、和食に限らず中華等、 色々なものに利用できます。でも、まず若竹煮を作って見て下さい。そして炊いた竹の子を、 すこし取っておいて木の芽和え、かたいところは竹の子ご飯、てんぷら、 残りのものは、八宝菜にでも!先の姫皮は昆布と炊いて佃煮にもなります。湯がいた竹の子は、タッパーに水を入れ、冷蔵庫で保存できます。色々のお料理を楽しんで見てください。
「京たけのこ」
日本一とも言われる京たけのこは、江戸時代初期に、明国の僧である隠元(いんげん)が、宇治の万福寺に持ち込み、これが西山一帯の麓に定着したのが始まりとされています。
皮もやや白っぽく、中身の白さは格別で、ほのかな甘さが漂い、肉質はやわらかく、えぐみがほとんどないのが特徴です。味わい、歯ざわりともにたおやかで、地元では風味を堪能するために、ぬかはあまり入れずにゆがきます。ぜひ、一度は、京都のおばんざいレシピで春の味覚をお楽しみください。


材料(4人分)
作り方
【若竹煮】
湯がいた筍:400g
わかめ:150g
削り節:ひとつかみ

出し汁:3カップ
薄口しょうゆ:大さじ3
みりん:大さじ3

 
1. 「下茹で」と、「切り方」を参考にし、適当な大きさに切り分ける。


2. わかめは水にもどして、食べやすい大きさに切る。
 
3.

鍋にと筍を入れ、削り節をガーゼ又はペーパータオルに包んで、筍の上に置いて中火で15分位煮る。




4. 煮上がる少し前に、わかめを入れ、1〜2分で火を止める。  
5.

器にもり、木の芽の香りを出してそえる。



 
材料(4人分)
作り方
木の芽合え
湯がいた筍:200g
木の芽:5g
湯がいたほうれんそうの葉先:10g
塩:少々

出し汁:1カップ
口しょうゆ:大さじ1
みりん:大さじ1

白味噌:大さじ2
酢:大さじ1
砂糖:大さじ1

 
1. 湯がいた筍をで、1・2分煮て下味をつけておく。  
2. ほうれん草を、さっと湯がき、葉先のところをよくしぼって水気をとる。(葉先以外は使用しない)

 
3.

2のほうれん草の葉先と、木の芽をすり鉢でよくする。



4. すり鉢でよくすった3を入れ、木の芽味噌の出来上がり。  
5.

木の芽味噌に、1を1cm角に切って和える。

 
材料(4人分)
作り方
【筍ごはん】
米:3合
湯がいた筍:300g
出し汁:3カップ
木の芽:適量

酒:大さじ1
口しょうゆ:大さじ1
塩:少々

 
1. 米3合は1時間前に洗っておき、ざるにあけておく。


2. 昆布と鰹で1番だしをとっておく。(出しのとりかた参照)
 
3.

湯がいた竹の子は、3cm位の長さで薄く切っておく。


4. 炊飯器に1の米、2の出し汁、の調味料を入れ味を見てから、 の竹の子を入れて 炊きあげる。

 
5.

炊きあがった筍ご飯を、器にもり木の芽をちらす。