初代社長 酒井清三 略歴

明治42年8月15日、父・酒井長次郎、母・ツルの次男として京都市に生まれる。
京都市下京区の格致小学校を卒業後、父・長次郎が急逝の為、丁稚奉公に出る(学校の勉強が嫌いだった為、喜んで働いた)。造り酒屋、綿布問屋、染屋等で働いたが、その中でも寺内時計店での時代を最も楽しんだ。
昭和13年29才の時、当時としては画期的なクラシックレコードの聴けるアール・デコ風の純喫茶「美十」を開業。昭和20年戦争激化により閉店。
その間に昭和12年4月25日熱烈な恋愛の末、当時のモダンガールであった勝井百太郎・とみの長女春栄と結婚。翌13年長男英一、14年次男清、16年長女嘉子、17年次女光代、20年三男博史誕生。戦後、昭和21年河原町六角にて菓子小売店を開業。翌22年八ッ橋の販売を始める。昭和31年になると八ッ橋の製造も手掛けるようになり、昭和40年株式会社さか井屋を設立する。翌年8月「おたべ」発売。昭和45年社名を株式会社おたべに変更、同年社長を長男英一に譲り、自らは会長になる。平成6年7月24日国立京都病院にて肺がんにより逝去。享年84才。