《今月のおばんざい》です。「おばんざい」とは、京都のお母さんの味、お惣菜のことです。旬の食材をつかった 簡単なおばんざいをおたべちゃんのお母さんにお聞きします。
おばんざいの基本、だしの取り方はこちらを参考に!

祇園祭りが近づくと、やっぱり京都の夏は暑いですね!さっぱりした酢の物に今月は蛸にしました。蛸は外国産も含めて年中あるようですが、この時期、真蛸が美味しいようです。芋、蛸、南京と女性の好物と言われていますが、私も蛸は大好きですが、蛸の煮物はやはり難しいです。プロの味にはなかなかなりませんが、調味料を早く入れないで堅くならないように気をつけてください。かぼちゃも少し手間ですが、出し汁でおいしく煮含めてみました。
真蛸
蛸の旬は、夏と冬です。関西で有名なのは、やはり明石の蛸でしょうか。栄養成分も、いかと似ている部分が多く、低脂肪、低エネルギーのダイエット向き食品なんだそうです。生はあまり手に入りにくいですが、茹で蛸は年中手に入りますね。煮てよし、揚げて良し、サラダや酢の物などお料理は、多彩ですが、すぐに固くなるので、調理時間には十分注意しましょう!
肝臓の機能を助ける、タウリンが多く含まれているので、お酒のつまみに、蛸料理を頼んでおくと、良いですね!

材料(4人分)
作り方
【蛸とかぼちゃの煮物】
生たこの足:1本
(小さいものなら2本)
かぼちゃ:1/4個
青しそ:5〜6枚

出し汁:100cc
酒:200cc

みりん:大さじ3
薄口しょうゆ:大さじ2

出し汁:300cc
薄口しょうゆ:大さじ1〜2
みりん:大さじ3

Point
煮物のポイント!
基本として、野菜は、出し汁、みりん、薄口しょうゆ魚は、酒、みりん、薄口しょうゆで炊きますが、調味料の割合は必ずしも、レシピーどうりでなく、その都度、味をみてください。
素材によって、少し甘い目がおいしかったり、こい口しょうゆがよかったり、その家庭の味で違ってくると思います。
そして煮る時間ですが、素材が柔らかくなっていることと、煮汁が半分に煮詰まる程の時間が大事だと思います。その時により、5分だったり、10分かかったりします。煮あがった時の味を考えながら味付けし、鍋から目を離さないで煮るのがポイントですね!

1.

蛸は塩をふってもみ、よく洗っておく。

2. 鍋に湯をわかし、 の蛸をさっと湯がいておく。

 
3.

鍋にを入れ、を入れ中火で5〜6分煮る。

 
4.

をいれ、落し蓋をして中火で7〜8分煮る。
←ポイントを参考に!

5.

かぼちゃは皮をへぎ、2センチ角位に切る。

6.

鍋に水からかぼちゃをいれて湯がいておく。

 
7.

別の鍋にを煮立たせた中に、のかぼちゃを入れ中火で5〜6分煮る。
←ポイントを参考に!

8.

の蛸を食べやすい大きさに切り、器にのかぼちゃと盛り合わせる。

材料(4人分)
作り方
胡瓜と蛸の酢の物
胡瓜:1本
ゆでたこの足:1本

米酢:大さじ2
酒:大さじ1
みりん:大さじ1
薄口しょうゆ:大さじ1
生姜の絞り汁:少々

 
1.

胡瓜は薄く輪切りにして、少し塩をしておく。

2.

蛸も輪切りにしておく。


3.

の分量で三杯酢を作る。

4.

の胡瓜を固くしぼったものと の蛸を、の三杯酢であえる。